舞台BASARA2以来、私は伊阪達也さんが気に入りまして、そこそこ舞台追っかけを
しております
先日も「エゴ・サーチ」という舞台を見てきました
客演ですが、あれ主役級でしたね
会場に着いたら、ロビーに鴻上さんがいました
そういうタイプの方とは知らず、お、まさかいきなり本人がいるとはwwと思いました
鴻上尚史さんはTVに出ていて、その姿もお話も存じ上げておりましたが、舞台は見た
ことなく…再演というくらいだから、シナリオ・演出はいいんだろうなと思って今回
見てきましたが、たしかに良かったです
流れも上手、まとまりもいいし
テンポもいいし、笑いとミステリーといろいろのバランスもよかったです
舞台って、なんかマンガに近いんですねと最近になって気付きました
テレビドラマとか、映像よりも、こう、夢とか印象の世界を現実とオーバーラップさせ
やすいみたい(?)
まあ、ロケーションが決まってる(セットで背景をあらわすから)ため、そうならざるを
えない制約もあるのでしょうけれど、なんか、近い
現実の人間が演じてるのに、夢とかイメージの印象が強いって、面白いですね
舞台の魅力ってそこなんだろうか
そうか…初めて気付いたな(オイ)
話戻って
その前に見た舞台は、出てる人が、テニプリの越前リョーマやってる人だったそうで
とてもなんというか、アイドル舞台でした
(私からすると)
今回はアイドル舞台ではないから、どんなかなと
伊阪さんの役は、ザ・男前な役で、さわやかな笑顔と、素晴らしい台詞の羅列で女性を
騙してました
見目もカッコイイし、まあそういう役
とても別の生き物感を放っておりました
確かにあの笑顔が騙されるかもねw
鴻上さんもあの笑顔に騙された(?)のかしら
ネットのプロモーションインタビューで、この役を100人からのオーディションで
勝ち取ったそうな伊阪さん
それなのに鴻上さんとの対談はグダグダで、いつもどおりの伊阪さんで、
「なんで堂々としてないの?100人のオーディションに受かった、あの自信ある姿が
よかったのに」
と鴻上さんに突っ込まれてて、萌えました
オーディションでは自分の中の根拠のない自信を最大に増幅してて、で、オーディション
通ったら、元の姿に戻っちゃったっていう…(笑)
思いっきり脇汗かいててなんかもう…w
芸能界に何年いるのだ伊阪さん
どうしてそんなに未だピュアっ子なんだよ
マジメないい人なんだろうね…伊阪さんちの育て方ではなくて、多分、あれは彼の
キャラクター
弟たちは案外普通の子だったりしてね
以下ネタバレも含みますので反転
伊阪さん演じる佐伯=広瀬は、好きだった友達(まあ親友か…男ですけど)に、仕事のチーム内の女性と付き合ってることを隠されていたことによって、自分もとある嘘をその二人についてしまい、結果二人は交通事故に会って、女性は死亡、親友はそれを自分のせいと悔やんで数ヶ月後に自宅マンション屋上から自殺…未遂になってしまい、記憶が(その付き合ってた女性のこととか)すっ飛んでしまったのでした……なんか最近、こういうキャラクターを見るたび思うのですが、これ、こういうものなんです…ね、多分なんかさ、シャーロックホームズ的な、わけのわからない自暴自棄に突っ走っていってしまうというか女の人の自暴自棄と男の人の自暴自棄は違うんだなと…自分が同性愛で、親友のこと好きで、それを言い出すこともできず、そんな自分が、ついた嘘で、女の子が死んでしまって、親友も自殺未遂広瀬は男前だし、なんか、そんな悲劇に見舞われる必要もなさげなのに広瀬演じる伊阪さんが、その親友が寝てしまったときに、そっと近づいていってキスするそのシーンまで、広瀬がそういう人だったのだということは、劇中わからないことになってまして、そしてそれは死んでしまった女の子以外誰も、彼がその親友のことを好きだったということもわからないんですよ(もちろん見てる観客は知ることができるわけですが)広瀬は自分がその女の子を殺したのだから、親友に「お前のせいじゃないんだ、死ぬべきは俺の方だ」と言うのですが、モチロン嘘ついてたのもあるにしても、まさかそんな理由とはだれも解らない。広瀬は死んだ彼女のことをすきだったとみんなは勘違いしたままで劇は終わるわけですが広瀬の行っていた行動は、よほどその女の子を好きで、その彼女のことを殺して、しかもすべてを忘れ去っていた親友が悪くてなされていたのかと思わせられるのでしょうけど、真実は、親友に対して、自分が彼を好きであったがゆえについてしまった嘘が引き起こしてしまった悲劇に対しての懺悔と…そしてもう一度彼に会いたいという気持ちもあったのでしょうなあ前出のインタビューで広瀬は難しい役だと、鴻上さんは言ってたのですが、ああたしかにとても難しい誰も知らない真実を抱えた役って難しいだろうなあ誰も知らない真実を言わないままでいるキャラのその秘密を、どこかに表現するということは
なかなか役者冥利につきることですよね広瀬は2年間、自分でない人間になって、親友のために自分を捧げてて、なんかこうやって親友の記憶が戻った今、これからはどうやって生きていくんだろうな…少なくともこの2年のような自暴自棄がちょっと入った生き方はしなくなるんだろうかなあ…そして、こういういろんなことをキャラが抱えてるということを、表に出すことなく内包したままで
ガンガンとお話を進めていくというのはなんと贅沢なことか!と、しみじみいたしましたね、もう一回見たかったのですが、時間的に出来ず、残念でした
でも見られたから、良しとしよう
そして今回は計らずも、アンケートを記入して、ロビーに出たらキャストの方々がいらっしゃいまして、なんと、伊阪さんもいるでは
ありませんか!
「あれ?!初めて直でお会いする機会が…でも、知り合いとかしか話したらダメなんだろうな…」
と、観察していたら、どうやらそうでなくても話しかけても大丈夫な様子だったので
折角の直接話す機会だ!と、待って話かけてしまいました
まさしく「伊阪達也」な感じで、話しかけたらちょこんって感じで、なんかそのまんまなんだ
なあと…(笑)
伊阪さんホント顔小さくて(頭か)笑顔が可愛くて、あ、伊阪さんだなあ
ドーラン思い切り塗ってる感じだった
あと身長…wwうん、まあ、そんな感じかな
芸能人ならよくある話
体格よさ気だけど、近くで見たらおなか周りとか案外細かった
舞台では踊ってて、ヘソ下だしまくりでしたね、そういえば(腰パンだったから)
私自身もまったく、なんの気持ちの用意もなにしゃべろうとかも考えてなかったので、
一応BASARAの慶次から、お芝居拝見させていただいてますと伝えると
「BASARAもまた演る機会もあると思いますので…」
みたいな気遣いをありがとう
「あ、でも慶次だけでなく…役者としてこれからも頑張ってください」
とか、まあ普通にお話してきました
なんか誉めないとと思ったので
「伊阪さんは清潔感があっていいです」
と言ったら
「今は汗臭いですけど」
と返されました
たしかに汗で手が湿ってました(笑)
たいしたことしゃべれず、ゴメンナサイ伊阪さん
そう、清潔感
これってダークな役とか出来にくい諸刃の剣だけど、でも清潔感って、こればっかりは
持って生まれたもので、逆に清潔感がない人がそれを出すのも大変だから、もう、逆に
長所にすべきだと考えます
今回の鴻上さんの舞台で、伊阪さんがいろんなことを吸収してたら、これ以上のよいことは
ございませんね
前出のインタビューで鴻上さんが
「いや、…ホントにキレイな顔してるなと思いますよ」
と伊阪さんに言ってたのが印象的でした
ああ、でもやっぱり思ったのです
伊阪さんが、慶次に選ばれたのは、あの笑顔だよなと
慶次くんの笑顔は、なんというか、あれはもう…ほんとにいい笑顔でさ
ホントにいい笑顔
くそ…マジ天使……
話戻って、伊阪さんに直に会えてお話できたのと、舞台がよかったので、大変満足でした
またそんな機会があったらいいな!
次の仕事はなんだろう?
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- 2013/10/20(日) 16:31:03|
- BASARA|
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